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ICT、ロボット、AIの技術動向とサービス化、ビジネスチャンスをさぐる
施設園芸・植物工場の普及拡大とスマート農業の要素技術セミナー
セミナー詳細
セミナーについて
本講座では、国の施策として自動化・省力化・技術継承を進め、急速に展開中のスマート農業について、施設園芸・植物工場(太陽光型)分野に絞り、そこに至った道筋と開発された要素技術、現状の製品群や開発成果、地域展開例、今後の見通しについて系統的にお伝えします。
工場の自動化は、近年製造業の生産効率化の課題として注目を浴びていますが、このように農業と製造業は課題も目標も共通しているため、農業分野においてもICTを駆使した大規模な自動化野菜工場が出現しました。
また、半導体の製造を中止した遊休工場が野菜生産に転じるなど、製造業に属する企業の農業参入や農業関連サービスへの参入も展開され、現在ホットな分野となっています。
スマート農業は産声を上げてからまだ日も浅いため、実務や実際の装置、システムへの落とし込みなどの実態の把握や課題へのアプローチについて、まだまだ開拓中の分野ともいえます。
製造業においてすでに自動化のノウハウをもつ企業にとっては、自社の技術を応用した新たなビジネスチャンスになることでしょう。
製造業からの異分野参入を考える方、自動化技術の新たな用途を見出したい方、自社サービスのユーザーを探したい方など、新しいビジネスの形を求める方々にお勧めのセミナーです。
受講するメリット
- 施設園芸・植物工場分野でのスマート農業への流れがわかります
- 本分野におけるスマート農業の要素技術の全容や、際の製品、サービス群を習得できます
- 地域での展開例と今後の課題がわかります
- 施設園芸・植物工場経営に寄与できるスマート農業のビジネスチャンスを身に付きます
セミナー内容
1.施設園芸・植物⼯場の普及拡大とスマート農業への展開
- 1.1施設園芸・植物工場の普及拡大と要素技術
- 1.2 スマート農業実証プロジェクト
2.スマート農業の主要技術と生産性向上
- 2.1 環境制御技術による生産性向上
- 2.2 作業管理技術による生産性向上
- 2.3 AI・ロボットによる生産性向上
3.施設園芸・植物⼯場におけるスマート化とビジネスチャン
- 3.1地域における取り組み
- 3.2 スマート農業でのビジネスチャンス
- 3.3今後のビジネス展望
講師プロフィール
土屋 和 (つちや かずお)
一般社団法人日本施設園芸協会 技術部長
土屋農業技術士事務所 所長
技術士(農業/経営工学/総合技術監理部門)
APECエンジニア(Environmental)
IPEA国際エンジニア
千葉大学園芸学部卒、同園芸学研究科修了(農学修士)
農業資材メーカー(太洋興業、MKVドリーム:現三菱ケミカルアグリドリーム)にて栽培装置、環境制御装置、育苗装置(苗テラス)、植物工場等の開発に携わる。
施設化、ICT化された植物生産に関する設備設計、環境調節技術、生産管理技術が専門。
2012年より現在まで日本施設園芸協会にて大規模施設園芸・植物工場事業者の現地調査や経営支援を延300回以上行い、その経過、成果、手法等を報告書20報以上に取りまとめ公開する。季刊誌「施設と園芸」の企画編集を20号、「施設園芸・植物工場ハンドブック」の企画編集を行う。
技術士2次試験を3部門受験し、いずれも一発合格した経験をもとに、技術士受験指導(筆記試験対策、口頭試験対策等)を行う。